08年北京五輪中は公式戦中断…セ6球団一致 パ4球団反対
今年11月末に台湾・台北で開かれる五輪アジア予選は公式戦が終了しているため、人数枠を撤廃することに、各球団とも異論はなかった。だが、来年8月の北京五輪の本戦はどうするのか。ペナントレースを中断してでも最強メンバーを編成すべきというセ・リーグに対し、興行面を心配する一部のパ・リーグ球団が反対の声を上げた。
この日の実行委員会では五輪野球については全面バックアップすることを確認。「金メダルを狙える編成にしようということ。セでは一致している」とヤクルト・倉島今朝徳専務は話し、最強メンバーを組むためには中断せざるを得ないという考えを示した。具体的には、8月6日に代表メンバーを招集し、北京から帰国する25日までの約3週間の公式戦を中断する案も出た。
しかし、パ側からは8月は集客が見込める上、「夏休み期間なので(中断は)さみしい」(ソフトバンク・角田雅司球団代表)という意見や、中断には賛成するものの全期間ではなく一部期間はペナントを開催するべきという意見が出た。さらにその際は、各球団が公平になるようにアテネ五輪の時のように供出枠を設けることも話題に上がった。
それでも阪神・野崎勝義球団取締役は「WBCで優勝したときのように、日本のプロ野球にかかる期待感に応えていかなければならない」と話し、球界全体で五輪という国際大会を盛り上げていく必要があると訴えた。24日に開かれるオーナー会議では、反対しているパのオーナーに、セ側が賛同を呼びかける意向。ペナント中断となれば供出枠の問題は解消され、25日に誕生する星野JAPANは、最強チーム編成に向けた下地が整う。
巨人 ゴンザレス内野手獲得
米大リーグ、ロッキーズは18日、ルイス・ゴンザレス内野手(27)=右投げ右打ち、180センチ、93キロ=が、巨人へ移籍すると発表した。
ゴンザレスは攻守とも確実性のある内野手。開幕戦に二塁手で先発出場した昨年は、両手首を痛めて61試合で打率2割4分2厘、2本塁打に終わった。しかし、大リーグ通算3年間で、291試合に出場し打率2割8分3厘。2005年には自己最多の118安打を打っている。
また昨年4月22日に失策を記録するまで、二塁手として107試合(うち先発で90試合)連続無失策を記録。昨年は一、三塁、外野でも出場し、04、05年には遊撃でも計27試合に出場している。
ノリにロッテが“条件付き助け船”
オリックスは17日、中村紀洋内野手(33)を自由契約とする手続きを取った。今後、自力で移籍先を探す中村に対して、ロッテの瀬戸山隆三球団社長(53)が千葉市美浜区の球団事務所でノリ獲得の可能性について言及。韓国、台湾など海外へ活路を求める場合、さらに年俸にこだわらない場合は獲得を検討することを示唆したもので、厳しい条件付きながら“救いの手”を差し伸べた。
迷えるホームランバッターへ、幕張から“助け舟”が出た。ズレータ獲得で今季の打線補強は終了していることを前置きした上で、瀬戸山球団社長がノリ獲得の可能性を口にした。
「基本的に(獲得は)ないけれど、状況が変わればね。彼が台湾、韓国へ行くということになれば考えます。最後の最後に彼が本当に困って、お金の問題じゃない、野球がやりたいんだということになれば、何かするかもしれない」。外国人枠が1球団2人の韓国は、すでに全8球団の枠が埋まっている状態だが、他球団が軒並み獲得の意思がないことを表明する中、条件付きながら初めてロッテが手を挙げた。
00年本塁打王、00、01年打点王の実績に敬意を表した格好だが、瀬戸山社長が提示した条件も容易ではない。中村の本職である三塁は、猫の目打線のロッテでも昨季125試合出場の今江が固定されている。同社長は「変な言い方かもしれないが、選手のストックで。外野をやってもらうかもしれないし」と主力としての獲得ではないことを示唆した。
年俸面も現実は厳しい。16日に中日・落合監督は「(最低保障の)440万円でも手を出さない」と話したが「500万円ってことはない。それはノリに失礼やろ。お金じゃない、1000万円でもいいということなら考える」と、獲得する場合は1軍最低保障の年俸1500万円前後を基準とする方針を示した。
球団側はオリックスからトレードを打診された時点で、米国へ帰国中のバレンタイン監督へ報告したが、色よい返事はなかったという。瀬戸山社長が出した“助け舟”も最終手段の救命ボート級だが、荒波にもまれる中村にとっては光明となるかもしれない。
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