イラン１２万人動員作戦 日本戦たった５０円

２５日に当地で行われるＷ杯アジア最終予選、イラン―日本戦の入場券がたったの５０円であることが２１日、明らかになった。

　イランサッカー協会セキュリティー担当のハリガッツ氏によると、予選最大の決戦にもかかわらず、イラン人用の１階席は１万リアル（約１００円）で、２階席はなんと５０００リアル（約５０円）だという。

　「料金は通常の代表戦通り。２階席は無料の場合もあるが、今回は有料となる」とハリガッツ氏は説明した。同国で行われるコンサートの入場料は約２０万リアル（約２０００円）。コーラ１本の価格が５００リアルで、同国の経済感覚からも、サッカーの入場料金は破格の料金となる。一方、日本人用の席は１５万リアル（約１５００円）と高く設定されている。同国サッカー界には前売りシステムはないため、徹夜組も多く出る。チケットは試合当日朝にスタジアムで発売される。関係者は「試合の入場料は収入源ではない。クラブにも、サッカー協会にもイラン政府が年始に組んだ予算を配分する。政府に重要なことは満員になること」と説明した。

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